わたしが確かに生きてきたそこにあったものたちはひとつずつ終わってしまう
わたしが仲良くした友達
わたしが聴いてきた音楽
わたしが通ったお店
わたしが勤めた職場
わたしを可愛がってくれた人たち
わたしが通った学校
みんなすべて
ひとつずつ終わる何故
終わるものばかり
離れていくものばかり
愛すらなにもしばらく感じられなくなった
わたしを
確かに思ってくれたあなたも
どこかへ
きっと居なくなってしまう
皆わたしを置き去りに
囚われたこの中で
わたし以外だけが離れ行く
無理をして笑うわたしはもはや
もう生きていない感じ